2016-01-16 『ミレナへの手紙』の日々3 『ミレナへの手紙』 カフカ 池内紀訳1920年7月4日の手紙が好きと思った。寝返りの描写と駅で別れたあと新聞を読み、読むのを止め、プラットホームですわっているところ。「そのときプラットホームの風景は、これまで一度も見たことのない自然現象だった。陽光が雲ではなく、みずからで曇ったのだ。」