2016-01-20 『ミレナへの手紙』の日々5 『ミレナへの手紙』 カフカ 池内紀訳しつこくこれ。「といって愛しているのはきみではなく、きみによって与えられた自分の存在を愛している。」カフカはミレナの返事をいつも待ち望んでいる。 ミレナによって与えられる自分の存在は、彼女の返事が届かないと更新されず、どんどん薄らいでいくからなのかもしれないと思った。 ミレナの言葉や何らかの態度を摂取しないと、自分の存在が消えてしまいそうに感じでいるのでは、と思った。