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briefeannatsuの日記

読書メモ

『まっぷたつの子爵』の日々 終わり

まっぷたつの子爵
イタロ・カルヴィーノ
河島英昭訳

石油ストーブの前でうずくまり、最後のページを捲りました。戦争で体がまっぷたつに引き裂かれた「ぼくのおじさん」がおこす哀しい行動の数々を、青春期の「ぼく」が語ることで、自己という、とらえがたいテーマを、取っつきやすく示す、誠にようでけた本だと思います。

それにしても、子爵が恋する少女パメーラの魅力といったら!口も気立ても悪く、見切り発車でまるぽちゃで、異様に勘が鋭い。こういう子を聖女というんだと思います。イタロ・カルヴィーノはシュミがいいね(生意気すみません)。