『わたしが子どもだったころ』の日々 ヒースのかおり
わたしが子どもだったころ
エーリヒ・ケストナー
高橋健二訳
「わたしたちはコケモモの実を摘んだ。ヒースのかおりがした。松のこずえが音もなくゆれていた。」
ヨーロッパの小説に、たびたびヒースという植物が登場する。恥ずかしながら、どんな外見でどんな匂いがするのか、私は知らない。検索したら匂いは無理でも、外見は瞬時に知ることができるでしょう。
仕事でもなし、敢えて止めておく。「知りたがりはよろこびの命とり」(『点子ちゃんとアントン』より)