briefeannatsuの日記

読書メモ

『マルコヴァルドさんの四季』を読みました。

『マルコヴァルドさんの四季』
イタロ・カルヴィーノ
関口英子訳

『まっぷたつの子爵』が好きなのと、暮しの手帖高山なおみ愛読書と出ていたので読んだ。50年以上前にイタリアで書かれた都市生活の悲喜こもごもが今の日本人の暮らしにピッタリ重なることに驚いた。都市生活者、労働者としての共感と慰めと気づきが、ドタバタなユーモアと共にすっと心に入って来る。そしてどれもお洒落。